お電話でのお問い合わせ06-6809-2910

皆さんは、「宅地建物取引士」という資格をご存じでしょうか?たぶん「宅建(たっけん)」と聞いたらほとんどの人が知っていると言っても過言ではありません。
不動産会社等に勤務していて、必要に迫られて勉強している(した)人はもちろん、不動産とは全く関係のない人でも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
この「宅地建物取引士」ですが、以前は「宅地建物取引主任者」と呼ばれており、平成27年4月1日から宅地建物取引業法が改正され、名称変更されています。
この「宅地建物取引士」は、国家資格であり、年1回、毎年10月の第3日曜日に試験が行われています。
ちなみにこの試験は、毎年20万人前後の人が受験する、国家資格試験としてはマンモス試験と言われています。
それゆえにほとんどの人が知っている国家資格なのです。
私は、令和元年度の宅地建物取引士資格試験に合格(一発合格、自己採点42点)していますが、行政書士試験合格者が宅建試験にどのように向き合って勉強したのかを知っていただければ、半年程度の勉強で十分に一発合格が狙えると感じていますので、今日はその極意を伝授したいと思います。
では早速みていきましょう。
宅地建物取引士とは、宅地建物取引業法に基づき定められている国家資格者で、宅地建物取引業者が行う、宅地又は建物の売買、交換又は貸借の取引に対して、購入者等の利益の保護及び円滑な宅地又は建物の流通に資するよう、公正かつ誠実に法に定める事務を行う、不動産取引法務の専門家とされています。
不動産業を営むには、一つの事務所において、業務に従事する者の数の5分の1以上の割合で、専任の宅地建物取引士を設置することが義務付けられています。
そして不動産の取引において、法令上の制限や取引条件等の重要事項を説明するには、非常に高度な知識や正確な調査能力等が求められるため、業務に従事するものの中でも専門的知識を有する宅地建物取引士が行わなければならないとされています。
また、上記のほかにも重要事項を説明する際に交付する重要事項説明書(35条書面)や契約成立後に遅滞なく交付する契約書(37条書面)への記名・押印も宅地建物取引士が行わなければならいとされています。
つまりこの3つの業務が宅地建物取引士の独占業務なのです。
宅建の試験形式は、4肢択一式のマークシート式で1問1点の計50問(50点満点)のわかりやすい試験です。
出題科目は、大きく4科目で「宅建業法」「権利関係」「法令上の制限」「税・その他」となっており、試験時間は2時間です。
合格率は、概ね15%前後で推移しています。
なお、上記4科目の試験内容の詳細は概ね以下のとおりです。
<宅建業法> 20問
宅建免許、宅建取引士、営業保証金・保証協会、契約関係、8種規制等に関する出題があります。
<権利関係> 14問
民法、借地借家法、不動産登記法、区分所有法などから出題されます。
<法令上の制限> 8問
国土利用計画法、都市計画法、建築基準法、土地区画整理法、農地法、宅地造成等規制法等から出題されます。
<税・その他> 8問
所得税(譲渡所得)、印紙税、登録免許税、不動産取得税、固定資産税等から出題されます。
※受験スケジュール等は、一般社団法人不動産適正取引推進機構のホームページ等をご覧ください。
行政書士で宅建の資格を保有している人は結構多いと思います。多くは、宅建を取得してから行政書士を取得していると思うのですが、私は行政書士を取得してから宅建を取得しました。
試験の難易度からすると、前者が順当だと思います。
私が宅建を所得した理由は、将来行政書士として仕事をする時に宅建業の免許申請や農地転用の許可申請等、ゆくゆく宅建の知識を活かすことができるのではないかと考えたからです。
宅建の勉強にあたっては、行政書士試験の勉強を通じて得たノウハウを活かして、以下の勉強方法を実践しました。
<宅建の勉強方法の極意>
極意1
テキストは買わない
まず、テキストは嵩張るし、重たいですよね。つまり、いつでもどこでも勉強できないということです。
では、どうやって勉強するのでしょうか?
答えは、スマホです。
スマホならいつでも持ち歩けて嵩張りませんし、電車の中で立っていても勉強できますよね。(実は、この立っての勉強は効率がいい)
宅建試験については、冒頭でマンモス試験とお伝えしました。毎年20万人前後の人達が受験する試験です。
これだけ人に知られている試験ですから、テキストレベルの情報は、全てインターネットで拾うことができます。
また、一部の通信教育会社は、自社のホームページに無料でテキストをアップしています。(しかも試験に出る可能性が高い領域に絞って掲載してくれている)
そこで私が実践した方法は、勉強の効率を高めるために、まず「敵を知る」ことから始めました。「敵を知る」とは、過去問を解くということです。
この過去問(過去10年分程度)もインターネットで拾います。しかも解説まで付けてくれています。本当に親切ですよね。
もちろん最初は全く解けないと思いますが、問題ありません。どんな専門用語が出てくるのか、どんな質問のされ方をするのか、宅建試験とはどんな試験なのかを感覚的に体感できればいいのです。
でも、その際に全くわからないながらも問題を解いてみて(ヤマ感でもOK)、解説を読んで確認をしてみてください。
すると、何がわからなくて解けないのかの感覚を掴むことができます。
次に専門用語をインターネットで一つ一つ丁寧に確認しながら、再度過去10年分の過去問を解いてみましょう。すると問題は解けないながらも、解説を読んだら少しわかったような気がしてきます。
この時に以下の方法で勉強してください。
極意2
①別サイトの過去問解説を読み込む
②通信教育会社等のホームページで無料で発信されているテキストを読み込む
②単語検索でヒットした様々な不動産会社等が発信しているホームページの不動産用語集等を読み込む
③単語検索でヒットした弁護士事務所等が発信しているホームページの用語解説を読み込む
④上記の解説文にある関連条文を読み込む ※宅建試験は、法律試験ですから
この作業をひたすら繰り返してください。
複数の情報を重ね合わせて勉強していくことで、1つのテーマ(問題)を様々な角度から学べるため、一冊のテキストで勉強するよりも理解力が深まります。
本当に宅建試験の勉強に有益な情報がネットには溢れかえっています。
そして、せっかくスマホで勉強しているのですから、スキマ時間を有効に使ってください。
これで独学でもちゃんと内容を理解できます。
極意3
勉強は、毎日してください。
人間は、「忘れる動物」です。これも人間が生きていくために身に着けた能力なのです。
ですから毎日繰り返し勉強を続けることで、短期記憶から長期記憶に変わり、知識が定着していくのです。
そして、何よりも毎日勉強(忙しい時は、5分でも10分でも)していると、勉強することが習慣化されますので、勉強できない日があると焦燥感にようなものを感じるようになります。
そうなれば勉強することが苦にならなくなります。むしろ勉強できないことが苦になるのですから。
極意4
勉強の範囲は絞りこんでください。
宅建試験は、法律試験です。例えば試験科目としてウェイトの高い民法だけを見ても、1,000を超える条文があるわけですから、こんなのをまともに勉強していたら知識の定着に何年かかるかわかりませんね。
それに宅建士は法定必置資格(一つに事務所において、業務に従事する者の数の5分の1以上の割合で、専任の宅地建物取引士を設置することが義務付けられている)ですから、毎年ある程度の合格者数を確保することを前提に行われている試験ですから、極端に試験の難易度が高まったり、従来の試験範囲を大きく逸脱することはありません。
ですから、過去問10年分を完璧に解けるようにしておけば絶対に合格できます。
この過去問を完璧に解けるようにするとは、過去問の選択肢一つ一つを何故正しいのか、なぜ間違っているのかをしっかり説明できるレベルにするということです。
本試験では、全く同じ問題が出題されることはありませんから、必ず上記のレベルで理解度を深めておいてください。
極意5
試験当日は、早めに会場に入る。
どんなに一生懸命勉強してきても、当日は必ず緊張するものです。
緊張すると、本来の力が発揮しきれない場合もあります。
そこで、当日は会場に一番乗りするくらいの気持ちで早めに入りましょう。
そうすることで試験会場の空気感を支配することができ、あまり緊張することなく、実力を発揮することができます。
なお、試験会場の周辺では、各予備校がパンフレットを配っています。
このパンフレットには、予想問題が掲載されていたりしますので、必ず解きましょう。
実は、この当日の試験直前の勉強が本試験で役に立つこともあるからです。
今まで独学で勉強してきた場合には、必ずしも本試験の予想が出来ていませんので、これらのツールは積極的に活用しましょう。
不思議なことに、本当にヤマが当たってたりしますから。まさにラッキーって感じですね。
いかがでしたでしょうか。
ネット上には、1週間で合格みたいな記事もありますが、完全否定はしませんが、ほとんどの方は実現できないのではないでしょうか。
私がご紹介した方法は、決して楽をして合格しましょうみたいなものではなく、多くの方が確実に合格できることを意識した内容になっています。
ですから、毎日30分から1時間の勉強で最低でも3カ月から6カ月は勉強する必要があると思ってください。
何といっても国家資格ですから。
私は、今宅建で実践した方法で(マンション)管理業務主任者試験の勉強を実践しています。
ぜひとも皆さんと合格の喜びを共感したいと思っております。
今後とも引き続き皆さんのお役に立てる情報を継続して発信していく予定です。
何卒よろしくお願いいたします。
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。